俺の雑記帳

My random memorandumです。(つまり、個人的な備忘録であり、その点ご容赦を。)

初老の頃の経済的格差要因

私は日経新聞の日曜版の書評(「読書」欄)を毎週読む。紹介される本は買わずこれらの記事を読むだけでも、日々のニュースとは違う大きな観点で事物を理解するのに役立つと思う。

さて、4月29日の同欄で興味深い記述を見つけた。「団塊格差(三浦展著)」の書評に、団塊の世代における格差の要因について、以下のようにあった。
大規模な独自調査を基に団塊の今を描いた本書によれば、答えは明快。大きな分かれ目はリストラを免れたか、いつ家を購入したか(=資産デフレを避けられたか)、子供が正社員になったかの三点。
なるほど簡潔に指摘しているな、と感じた。これは、現在30歳ぐらいの私自身にも将来当てはまる可能性があると思った。
もちろん、時代も変わるし典型的サラリーマンも減るだろうし事情は変わるだろうが、時局に合わせ少し言い換えれば当てはまると思う。

ところで、これを読んで身震いするような気分になった。自分のやりたいことを見る観点だけでなく、上述のような世の中の流れを見る視野で人生の岐路を判断することも必要かなと。